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2021/08/15
こんにちは。名古屋の家計相談・子育て応援FP近藤です。本日は終戦記念日です。少しずつリアルな戦後を語る世代が少なくなってくる中で改めてしっかりそこから学ぶ必要があると思います。今こうしてお金について考える時間があることも過去の先人たちの残してくれたもののおかげだと思います。では戦後何もなくなってしまった日本経済がなぜ急成長を遂げ、世界第二位の経済大国になれたのか?改めて考えてみましょう。①経済の自由化GHQが主導した3つの政策です財閥解体/労働組合促進/農地解放財閥は当時圧倒的な力を持っており、他の産業の参入を許していませんでした。完全に一極集中です。それを解体させたことで、国内に多くの新規参入や競争経済が生まれました。戦前は労働組合の結成が禁止されていましたが、促進することで労働条件の改善、働く意欲の向上にもつながりました。土地を地主から小作人に分けることで農業の活性化を行いました。つまり権利が集中する経済から自由な経済活動を可能にしたことが大きなポイントです。②社会インフラの整備戦前の日本は道路や港湾施設などの整備も最悪の状況。そのせいで国内の移動の効率が悪かったんです。早急な改善が急務でした。そこから急ピッチで整備を進めることで経済発展の効率化が進みました。戦争に負けた日本のその後、どう発展したのか?しっかり子供に伝えたいですね。そして③消費の拡大!1950年の朝鮮戦争の特需で日本経済は急速に成長をしていき、日本国内の消費が一気に加速しました。人口増加も後押しになっています。人口は戦後1945年には約7000万人1956年に約9000万人、1973年に約1億1000万人となりました!この時の世代を団塊の世代と言いますね。人口が増えれば労働力も増え、お金を使う人も増えます。日本経済もインフラが整い、生産と消費がどんどん増えて活性化していきました。経済の自由化、インフラ整備、消費拡大は日本だけでなくどの国の経済発展に関わる条件。当時必死で今の日本を作った先人たちのおかげで今の僕たちが自由な経済を選択できています。年金は今の高齢者を現役世代が支える仕組みですが、かつて今の日本を作ってくれた方のためにも年金を払うことは必要だと考えます。先人への感謝は絶対に忘れてはいけません。僕ら世代はそれを考えつつ自分を守るお金の勉強をしましょう。まずは今の平和な時代を生き抜く術を厳しいといわれますが、自らの人生を自分で切り開く選択が自由な経済。昔の方がどれだけうらやましい世界になっているかをかみしめたいですね。
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